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通訳者の善し悪しを見きわめる目安はありますか。
 
 難しいですね。現状では「通訳者」「会議通訳者」「翻訳者」というのは法律で定義されていない、誰もが自称できる職業です。
 ドイツでは、大学や専門養成機関を終了した通訳者は「Dipl.-Dolm.(通訳士)」、翻訳者は「Dipl.-Ubers.(翻訳士)」という肩書きを与えられるので、ひとつの目安となりそうなものですが、現時点(2006年6月)では、日独語通訳者を養成している大学も養成機関もありません。以前はノルトライン・ヴェストファーレン州の商工会議所が日独後の通訳者・翻訳者の試験を実施していました。この試験に受かった翻訳者は「Staatlich anerkannter Uebersetzer(州認定翻訳者)」、通訳・翻訳者は「Staatlich anerkannter Uebersetzer und Dolmetscher(州認定翻訳・通訳者)」という資格を得られました。2003年頃よりノルトライン・ヴェストファーレン州はこの試験を行なっておらず、ラインラント・プファルツ州の学術・継続教育・研究・文化省が類似試験を行なっています。また、ドイツ連邦通訳者・翻訳者連盟(BDU)、ドイツ連邦会議通訳者連名(VKD)や国際会議通訳者協会(aiic)の会員となるには様々な基準を満たさなければならないので、これもひとつの目安となるでしょう。
 なかには、上述の肩書きをひとつも持っておらず、どこの団体にも所属していなくとも優秀な日独通訳者がいらっしゃいます。ですから、通訳者をお探しの際は、通訳者に業務を依頼したことのある人・機関に推薦してもらうのが一番良いでしょう。重要な行事の場合は、お客様がご自身で事前に試験してみるのも一案です(この場合、通訳者は交通費、拘束日手当等の経費を計上いたします)。たとえば逐次通訳のシミュレーション試験の場合は訳出の言語能力だけでなく、きちんとメモを取っているかどうか、話者を遮って訳し始めたりしないかどうか、話者が話した時間と通訳者が訳出に要した時間が大幅に違わないか、といった点をチェックされると良いでしょう。


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