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逐次通訳をしてもらう場合、話者は何センテンス毎に区切って話すべきですか。
 
 お話をされる方は、通訳者のことを考える前に、聴衆のことを考えてください。自分が聴衆だったら、分からない言語を10分も20分もじっと聞いていられるだろうか。あるいは話者として自分が10分間話した後に、通訳者が訳出しているのを10分間じっと横で聞いているのは格好の良いことだろうか、手持ちぶさたにならないだろうか、と考えてみてください。そういたしますと、余り長く話されるのは好ましくないことがおわかりいただけるのではないでしょうか。
 しかし、「宜しくお願いいたします」で切られても通訳者としては困りますし、「笑い話を一行ずつ区切って話すから、一行ずつ訳してね」といわれても対応のしようがありません。メッセージがまとまったところで区切っていただくのが聴衆にとっても通訳者にとっても、ひいては話し手自身にとってもベストです。なお、「絶妙の通訳者の使い方」に関しては篠田顕子、新崎隆子共著『英語は女を変える』、株式会社はまの出版、1992年、277頁以降をご参照されることをお勧めします。
 ちなみに、プロの会議通訳者は、20分程度のスピーチは一気に訳せるような訓練を積んでおりますし、原則として話し手を途中で遮ることもいたしません。聴衆への配慮はあくまで話される方の責任でお願いします。


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